浮気をしていって出て行った妻との離婚で、慰謝料を請求できた事例

依頼者 30代 男性 会社員
相手方 30代 女性 会社役員
子ども 1人(11歳)
 

経緯

 相手方である妻が浮気をして家を出ていってしまった。家を出ていった妻より離婚の請求がされた。依頼者には500万の預金があり、財産分与で争われることになった。妻の方が代理人をつけるのが早く、依頼者も当初はご自身で交渉を進めたが、硬直化したために、妻が出て行って2週間後に当事務所に依頼された。
 

対応

 当初、依頼者は離婚に対して前向きではなく、思春期の娘を家に置いたまま出て行き、子どもにも無関心であった相手方に対して、不信感を持っていた。相手方からは、財産分与として、預金の半分を要求された。相手方の収入が高かったことから、婚姻費用の分担請求を申し立てた。
 
 相手方から離婚調停の請求があった。また、相手方はお金がないので養育費は支払えないと主張してきたが、その期間に新車を購入するなどをしていた。

結果

 最終的には慰謝料と財産分与は相殺する形で合意できた。慰謝料として160万円を認めさせ、財産分与として70万円を相手方に支払った。養育費は月2万円をもらうことで合意した。
 

ポイント

 相手方に対して、財産分与と相殺する形にはなったが、慰謝料を請求できた点が良かった。依頼者は当初離婚に前向きではなかったが、相手方に戻ってくる意思がなかったので、離婚を認めた。
 
 相手方が依頼者とのやり取りを嫌がったために、子どもとの面会交流を避けていたが、依頼者としては子共に会って欲しいと思っていた。最終的には月に1回ほど会うというルールを決めるところまでサポートをした。
 
 

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代表弁護士 竹田卓弘

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