財産分与についてのQ&A Q2答え

あなたが居宅に住む場合、名義を夫からあなたに変更する場合と、名義を夫のままにして一定期間住み続ける場合とがあります。
 
名義変更する場合は、財産分与として居宅を夫から貴方に譲渡するということになります。財産分与では、資産も清算しますが、負債も清算します。すると、資産としての居宅をあなたの名義とする場合は、夫の持分(夫の寄与度に応じた割合。2分の1とすることが多いです)をあなたに渡す以上、公平の観点から、負債部分についても夫の持分を引き受けることになります。したがって、残ローンについては、あなたが夫に替わって支払っていくことになるかもしれません。財産分与は、居宅だけでなく、預金や生命保険などを含めた夫婦共有財産全体を清算するもので、大枠で取り決めていくこともありますので、具体的には個別にご相談をされた方がいいと思います。
 
名義変更しない場合は、少なくとも夫の持分を借りていることになりますので、家賃を夫に支払っていくことになります。その金額がローンの支払金額より多いのか少ないのかは、居宅の不動産としての価値やローンの残額によって違いますので、個別のご相談が必要かと思います。

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代表弁護士 竹田卓弘

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