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なぜ家庭内暴力は起こるのか?
家庭内暴力(以下:DV)には、一定のサイクルがあります。蓄積期、爆発期、安定期の三つの構成期間を循環していきます。その循環も徐々に早くなりエスカレートしていくようになります。以下がDVのサイクルです。。
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DVのサイクル1 蓄積期
内面にストレスを蓄積している期間です。女性を自分の思い通りにしたい、支配下におきたいという願望が満たされないことに対してストレスを溜めます。優しかった安定期の後に些細なことで怒るようになったり、神経質になってきたりします。
DVのサイクル2 爆発期
溜め込んだストレスが限界に達し、突然暴力を振るい始める時期です。暴力の衝動を抑えることができなくなっており非常に危険な状態です。女性の態度や行動が自分の思い通りにならないストレスを発散しており、暴力を駆使して女性を自分の思い通りに行動するように強要してきます。そして、これからも自分の思い通りにコントロールしやすいようにと恐怖心や無力感を植えつけようとするのです。
DVのサイクル3 安定期
暴力を振るうことによりストレスが発散され、比較的精神状態が安定している期間です。
ストレスが発散されたことにより、急にプレゼントを買ってきたり、「もう二度と暴力は振るわないから」などと優しい言葉をかけてきます。そして次の暴力に向かってストレスを溜め込んでいく蓄積期に移行していきます。
このように、蓄積期、爆発期、安定期を繰り返し続けるのです。
常に暴力を振るうわけではないのは、このメカニズムからです。
DV被害者の心理
DV被害を受けている多くの女性は、安定期にある男性を本来の「彼」だと思っています。
そのため、暴力を振るわれている最中は恐怖を感じているものの、「これは本来の彼ではない。今が異常なだけであって、本来は優しい人なの」と思ってしまいがちです。 また、暴力を振るわれることへの恐怖や、逃げることの出来ない状態により、「私が耐えればいい」「どうやっても無理だ」という無力感に囚われ、暴力から解放されることを諦めるようになってしまいます。
結果として、負のサイクルに陥ってしまうのです。相手に優しい時期と暴力的な時期があり、DVに該当するのかどうか迷われるときは、専門家に一度ご相談ください。一人で悩まずに、まずご相談ください。一人で解決できないこともあるのです。
暴力を受けていないが、精神的暴力・ことばの嫌がらせを受けているかたはこちらのページもご参考ください。
モラルハラスメント・・・実際に暴力を振るうドメスティックバイオレンス(DV)とは違い、モラルハラスメントは言葉や行動、態度によって相手に精神的苦痛を与えます。
当事務所のDVの解決事例
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代表弁護士 竹田卓弘
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