粘り強く交渉した結果、依頼から8ヶ月後に離婚調停を成立できた事例

依頼者 男性 40代前半
相手方 女性 40代後半
子ども 無し

経緯

依頼者様は婚姻後3年半が経過した後にご相談に来られました。依頼者様には若干の身体障害があり、近隣に住むご両親がサポートしていました。それを妻が良く思っておらず、双方が離婚を検討している中でのご相談でした。
依頼者様は、離婚する代わりに解決金として200万円を相手方に支払う旨を提示した上で、交渉していました。これに対し、相手方は300万円を求めてきたので、依頼者様はそれに応じる意思を伝えました。しかし、相手方は態度を翻し、離婚そのものを拒否するに至り平行線になったので、当事務所が依頼を受けることになりました。
依頼者様は相手方と同居中でしたが、別居の上で離婚したいとのご相談で当事務所へ来られました。初回相談から2ヶ月後に別居の準備が整ったタイミングで依頼を受け、相手方へ手紙を出し、交渉を開始しました。
離婚原因は相手方と依頼者様の両親との不和、及び、金銭問題などが原因で夫婦間の喧嘩が絶えず、不仲になったことでした。

対応

依頼を受けてから半年ほど交渉し、なんとか相手方から離婚に応じる回答を引き出すまでに至ったものの、相手方からは300万円を超える解決金の提示があったため話し合いが難航しました。
相手方からは婚姻費用の請求をされたので、それに対して、こちらからは離婚調停の申し立てをすることになりました。

結果

相手方は調停でも高額な解決金を請求してきましたが、婚姻期間の短さや子供がいないことで高額な解決金は無理であることを伝えて説得し、2回目の調停期日で離婚が成立しました。
相手方の荷物を発送する際に手間取ることがありましたが、依頼から調停成立まで8ヶ月で解決に至りました。

ポイント

ご依頼頂く前の交渉において、解決金としては高額な200万円を支払うと依頼者様が相手方に伝えてしまっていたことがポイントとなりました。相手方はそれに対して300万円ないしそれを超える解決金を請求してきており、これに対し、依頼者様は支払い能力の限界や不公平感もあり、相手方の要求を呑むわけにはいかず、交渉が難航しました。しかし、半年間の別居をしたことや解決金の金額の相場を相手方に調停で説明したことで、相手方が諦め、離婚に応じてくれることになりました。

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代表弁護士 竹田卓弘

代表弁護士 竹田卓弘

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