未払いの婚姻費用があったため高額請求を受けたが、減額と分割払いで合意できた事例

依頼者  男性 60代 会社員

相手方  女性 50代

子ども  3人(成人)

依頼   2022年11月

解決   2023年4月

経緯

依頼者(夫)の仕事中心の生活や海外勤務の際の不貞行為が原因で、相手方(妻)が家を出ており、長く別居生活を送っていました。しかし、突然、相手方の弁護士から離婚請求の通知書が依頼者に届いたため、当事務所に相談に来られました。

対応

相手方からは1000万円という多額の支払いを求められました。

しかし、これは、依頼者が別居期間中に婚姻費用を相手方に支払ってこなかったためでした。婚姻費用+財産分与+不貞の慰謝料により、通常でしたら1500万円ほどの請求を受けてもおかしくない事案でしたが、相手側の配慮もあり、1000万円の請求となりました。

依頼者の所有資産で支払えない金額ではありませんでしたが、払ってしまうと老後の生活に影響を及ぼす心配がありました。したがって、法的に考えると厳しいですが、相手方には、800万円のへの減額と2回の分割払いで合意してもらえるよう交渉しました。

結果

依頼者が相手方に対し、950万円を2回の分割払い(2回目は退職金受領時)で支払うことで合意しました。

 

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代表弁護士 竹田卓弘

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